Resolve Circuits

ゲーム、電子工作・プログラム・IoT、時々音楽関係を書き綴る備忘録

REALFORCE買ったった

どうもこんにちは。
本日ご紹介するのはこちら。

東プレより発売されているキーボードであるREALFORCEです。
正確に言えば買ったものは3世代目のR3と呼ばれるモデル群の一つです。

購入してから1か月ほど経過したので使用感をば。

以下、お題目

REALFORCEのちょっとした解説

ちゃんとした詳細は公式メーカーサイトやその他の情報サイトをご覧ください。
ここでは概要をさらっと書くだけにとどめます。
まず、REALFORCEと書いてリアルフォースと読みます。
先述していますが、東プレ(Topre)という企業が製造・販売しているWindowsMac用のキーボードブランドの名称です。

www.realforce.co.jp
キーボードには打鍵部分の仕組みがいくつか存在します。
・1枚の基板上にラバーキャップ式のスイッチを用いた”メンブレン
キートップパンタグラフ式の支持軸で支えている”パンタグラフ
 └キーの接点部分はラバーキャップなのでメンブレン式と同義
・一つ一つが独立したスイッチとなっている”カニカル式
・キー押下による電荷の変化でキー押下を判断する”静電容量無接点式
それぞれに特徴があり、それぞれに利点があります。

まず、メンブレン式は非常に安価であることが利点といえます。
安価で打鍵音も静かなため、特にこだわりの無い方はこのキーボードを選んでおけばどこでも使えるオールマイティーな方式です。

パンタグラフ式も後述する2方式よりは比較的安価となります。
また、キートップパンタグラフにて支持しているため、キートップのどこに力をかけても比較的まっすぐにキーが押下されます。
メンブレン式はあまりにも端で押下するとちゃんと打鍵できない場合があるので、その欠点を払拭したものとなっています。

カニカル式は、仕組みと部品点数上価格が高価になることが多いです。
ですがその特性上キースイッチが故障したとしても交換をすることで修理が可能です。
私が使用しているG512などは分解・半田吸取りと半田付けの技術と知識(そしてやる気と時間)が必要になりますがキースイッチ単位での交換が可能です。
最近ですとホットスワップに対応しているキーボードも少なくないですから、より簡単にキースイッチを引き抜いて交換することができるようになっていると思います。
また、軸色の違うキースイッチに交換することも可能なので、「WASDは青軸だがそのほかは赤軸」などといったカスタマイズも容易に行えます。

静電容量無接点式は採用しているメーカーが極端に少ないですが長寿命であることが最大の特徴です。
キーを押下した際にキー内部のバネが伸び縮みし、その際に発生する電荷の変化を検知し動作する仕組みとなっているため上述の方式と違いスイッチの物理的な接点がなく、そのため寿命が長くチャタリングも発生しにくいといわれています。
電荷の変化でスイッチの入切を制御しますので、ソフトウェア側でキーON位置(アクチュエーションポイント)を変更することもできます。

今回購入したREALFORCEは静電容量無接点式のキーボードとなっており、オフィス向けハイエンドキーボードとして2001年夏に初代が登場しました。
長らくREALFORCEというブランドの看板は初代が背負っていましたが、2017年に第二世代(R2)、2022年には第三世代(R3)が発売されました。
初代は無骨でシンプルな”飾らない”良さがあったのですがR2以降は化粧箱やらホームページやらがやけに凝ったものになり”高級キーボード”という感をまざまざと見せつけてきています。
なお、現行モデルのR3はフルサイズハイブリッド式で34,980円となっております(2024/2/8時点)。

結構どころではなくお高いキーボードのREALFORCE、質は確かに悪くないので買って損がないと個人的には思います。

購入の経緯

私は普段使いとして既にREALFORCE R2を所持しております。
しかも45gの通常モデルとRGBモデルの2種を持っています。
アホかと、バカかと、普通の感性を持った人間はそう思うでしょう。
安心してください、自分でもバカだと思っております。しかしこの衝動を抑えられなかった。
通常モデルは新品で買ったのですが、Amazonの履歴から引っ張ってきました。

フルサイズ、APC機能付き、荷重45g、昇華印刷など、強そうな文言がたくさん並んでいますね。
ちなみにこちらが我が家のR2とR2 RGBの実物写真です。

同じ第二世代なのですが、地味~に違う点があります。

そうです、Fnキー押下による機能キーに違いがあります。
通常のR2ではFnキーを押下しながら右Altを押下することでコンテキストメニューが開くのですが、RGBではそういった機能はありません。

他にも、RGBではF1~F12のいくつかのキーにFnキー押下で機能キーとなる箇所がいくつかありますが、通常のR2には存在しません。
RGBモデルはメディアの再生や音量、PCロックなどの機能が割り当てられています。

後はもちろんRGBの方にはFnキー押下で光るパターンを変更するキーやLEDのオンオフキーがあります。
いまでこそGX1という”ゲーミング”の名を冠したキーボードが同社より販売されておりますが

www.realforce.co.jp当時はゲーミングではないにしろ七色に光るRGBモデルは少し毛色の違うものとされていたのでしょうか。
余談ではありますが、YAMAHAのエレクトーンにGX-1というモデルがありました(こちらはハイフンが入ります)、お値段なんと¥7,000,000。

話を戻しますが、そんなR2世代のREALFORCEを持っていながらもR3を買ったのにはちょっとしたわけがありまして。
R3は有線、BTの両対応でBT時はなんと4つのプロファイルを持つことができます。
他にもキーマップを2種類記憶しておくことができ、こちらについても瞬時に切り替えが可能です。
こういう機能には男心くすぐられます、Amazonでポチってしまいました。

着弾

2023年12月6日に注文をし、同月10日に着弾いたしました。
ちなみに買ったものはこちら。

テンキー付きの日本語配列Mac用を購入しました。
基本的にMacは持ち運び用に購入したのですが、自宅ではMacでもREALFORCEを使いたいと思い、Mac配列を購入しました。
ちなみに利用しているMacはこちら。

resolve-circuits.hatenablog.com
なんと今ではM3ですよ、時代の流れって怖い。。。。

化粧箱はこんな感じ、R2時代よりはシンプルになったのかな。

R2の化粧箱はこんな感じです。

化粧箱はR2の方が好みかなーという感じですね。
届いたR3の化粧箱を開封するとこんな感じ

厳重な梱包ですね、そのおかげで箱がR2時代よりも大きかったけど。
中身はこんな感じ

USB-C→USB-Aケーブルが同梱されていました。
しかもしっかりとUSB-C側はL型プラグになっていました、これは良い形状。
本体はビニールで包装されており、ケーブルも無いため全体がしっかりとくるまれています。

付属していた電池は富士通製の単三乾電池。
自分が買う時はもっぱらEVOLTAか赤パナ、eneloopの3つくらいなので新鮮ですね。

各所グラビア

こういうタイトルにしとけば写真だけを張り付けていても怒られないというライフハック()

REALFORCEのcommandキーです。
通常のWindows版RELFORCEにはないキーなので、ちょっぴりレアですかね。

ロゴはR2時代の本体正面右上ではなく、本体正面左上へ変更となっています。
また、ロゴ部分は少し中央が盛り上がったラウンド形状となっていました。

各種インジケータ類。
NumLock・CapsLock・ScrolLockの状態表示にもなり電池残量計にもなり、1~4番の現在のプロファイル状態を表し、A・Bの現状キーマップを表します。
この4つのLEDで非常に多くの役割があります、過労死しないか心配です。
ちなみに、カラーLEDとなっており様々な色を発色できます。

電源ボタンです。
発売されたての時(ファームバージョン)ではこれが結構不便な使い勝手だった模様で、現在では改善されているようですが結構な不満がネットに散見されました。

実際の使い勝手

では、実際の使い勝手はどうなのよ、というところですがR2時代から使っている身としては打鍵感についてはそこまで変化がないかなというところです。
やはり今回の目玉は無線接続という点だと思います。
大きさと重さという観点から、基本宅内のみという制限がついて回りますがケーブルがない分持ち運びが楽になりました。
逸般の誤仁であればリュックサックに入れ会社までもっていくこともあり得ます。

ペアリング手順は下記の通り
①電源を入れ、登録したいプロファイルを選択(Fnキー+1~4のいずれかを押下)。
②選択したプロファイルに切り替わるので、ペアリングモードに移行(Fnキー+p)。
③PCやスマートフォン側でブルートゥースの設定画面を開き、REALFORCEを選択しペアリング(ペアリング時に数桁の数字入力を求められる場合有り)。
以上3ステップ、いやぁお手軽です。

電池の持ちは使い方にもよりますが私の場合はおおよそ2か月程度でした。
使用後にしっかりと能動的に電源ボタンを押し本体電源をOFFにしていたのですが、それでも2か月で電池残量警告が出るようになりました。
正直Logicoolなどの無線キーボードのアホみたいに長持ちする電池持ちしか知らなかったこともあり、REALFORCEの電池持ちは悪いと感じました。

それと、電池ボックスがあるはずなのですがR2時代と比べても厚みが変わっていないように感じます。

REALFORCEの特徴といえばもう一つ、キーの傾きにあります。

ちょっとわかりにくいかもですが、ただの直線的な形状ではなくしゃちほこのように沿ったような感じでキーが配列されているのです(写真はR2のものですが、R3もこのようになっています)。
これは事務仕事などで文字入力が多い方にとっては良いことで、すいつくようにタイピングができ、疲れにくい形状となっています。

他にもソフトウェアからかなり細かい設定などができますが、それはまた別の機会にでも。

尻切れとんぼ感半端ないですが、本日はこの辺でノシ