皆さんご機嫌うるわしゅう。
以前SONYの初代PSをODE化する記事を書きましたが
resolve-circuits.hatenablog.com
今回はそのPSと同世代であるSEGAのCDゲーム機、SEGA SATURNをODE化した際の覚書をば。
私が使ったODEはxStationと同じRondProducts製。
なのではじめはとても期待していました。
しかし予想に反してこちらは自分の肌と合わず、既に改造済みサターンとして知人に流してしまったため画像少な目であります。
当然PSの改造と比べてはんだ付けが必要なこともない完全なポン付けデバイスの為、分解時の写真もほぼないです。
なので記事の内容としてはFenrirの使用感をちょっろと思い出話のように書くだけです。
Fenrir~概要と着弾・開封~
Fenrirと書いてフェンリルと読みます。
北欧神話に登場する狼の姿をした巨大な怪物とのことで、パッケージにもそのイメージがドドンとプリントされています。
中々かっこいいパッケ―ジ、そそりますね。
xStation同様、裏側にアメリカ語で色々な説明がされています。
ちなみに海外配送の製品ですが、以下のような状態で荷着しました。
配送業者に信頼を置いているのかわかりませんが、海外荷物でこの梱包はなかなかみません。
しかもこれでいてベコベコになっていないのですよ、驚きです。
開けてみるとこんな感じ。
またもや謎のステッカーが付いています。
内容物はいたってシンプルで
・Fenrir本体
・固定用ステー(?)
・ドライブ接続用フラットケーブル
・ステッカー
これらしか入っておりませんでした、う~むSDGs。
ちなみに無線モジュール付きです。
技適認証付きなので日本でも安心安全、堂々と使えます。
この無線モジュールがどういう意味を成すかというと、Fenrir本体がWebサーバとなりスマホやPCなどからWebでアクセスを行いCDイメージファイルを直接ネットワークブートさせたりできるような機能を提供予定だったようです。
手放したのが去年なので最新の情報は追いかけておりませんが、ネットワーク機能は鋭意更新していくといったような意気込みの製品でした。
Fenrir組み込み
組み込み、という小題にしていますが先述の通り単純にサターンの開封をし、CDドライブを外してそこをFenrirに交換するだけのお話です。
半田付けも必要なく非常に簡単なお仕事です、誰でもできます。
というわけで組付けた後の写真しか探しても見つかりませんでした、1年以上前の話ですし、しょうがないね()
挿入されているmicroSDカードはKIOXIAの32GBです。
自分が所持しているソフトの枚数的に、全く問題のない容量です。
サターンは確かゲーム容量が600MB程度のはずですので、少なくとも40本は収録できる計算です、自分のライブラリじゃ半分も満たせない量ですよ…
ちなみに生贄にしたサターンはこちらの灰サタと呼ばれる個体。
アクセスランプがある個体です。
Fenrirに換装しましたが、特にドライブ寿命が来ていたとかそういうわけではなく、単純にFenrirが他のODEに比べてリーズナブルだったのでどんなもんかと思い導入したという経緯です。
組み込んだ後にCDトレイを開けるとこんな感じです。
確かRaserBearでSDエキスパンダー兼メクラを3Dプリントしてくれるはずです(当時はやってくれていました)
中を覗き込むとこんな感じ。
microSDカードがKIOXIAのものから変わっているのは後述の原因探しの為。
ちなみにFenrirの所感ですが、読み込み精度が悪いなぁという印象でした。
試験としてレイアースを実行しましたが、オープニングのムービーや音声がちゃんと読み込めずぶつ切りになることが多かったのです。
必ず読み込み不良が起こるということではなく、正常にムービーが再生できる時もあります。
最初はmicroSDの不良かと思い、KIOXIAではなくSanDiscのUltraを購入し、それでもダメだったのでExtremeを購入し…ということを繰り返していました。
それでも読み込みできないことがあったのでもうこれはFenrir固有の問題なのかと思い、自分の期待とは違ったため、Fenrirの使用をあきらめました。
終わりに
まともに動けばネットワークブートもできるFenrirはなかなか素晴らしいODEだと思うのですが残念ながら自分の使用には耐えられなかったため、別途記事出す予定ですがMODEを導入しました。
MODEが高騰しているときに買ってしまったのでFenrirの3倍ぐらい高かったのはナイショ…
皆様もよいODEライフを~