皆さんこんにちは。
以前Analogue Pocketについての記事をいくつかアップしていますが
resolve-circuits.hatenablog.com
resolve-circuits.hatenablog.com
resolve-circuits.hatenablog.com
今回はそのAnalogueが販売しているDuoについてのお話を。
あ、Analogue DuoというのはNECが以前販売していたPCengineというゲーム機のFPGA互換機です。
Duoという名前の通り、CDROMドライブを搭載していたPCengineDuoをほうふつとさせます、本体の形もそうですしね。
届いてから2か月ほどたったので使用感をメインに書いていこうと思います。
Analogue Duo着弾
時は2023年12月15日、まだかまだかと待ち続けていたAnalogue Duoがようやっと到着いたしました。
その際の開封後のツイートがこちら。
Analogue Duo届いたー、苦節半年ちょっとの待ちぼうけでしたw
— ChuChu (@ChuChu_DX7) December 15, 2023
折角なので今までのFPGA機器で記念撮影。
CDドライブがある分しようが無いけど、Duoは大きいなぁ… pic.twitter.com/azjJ0djpZH
実際にどんな箱で届いたのかというと…
こんな箱である。
Pocketの時同様、ワシャワシャとした紙(表現力ゴミカス)が緩衝材として使われ化粧箱が保護されていました。
化粧箱を取り出すとこんな感じ。
nt mini noirと同じくらいの大きさの化粧箱となっており、今までのAnalogue製品(Super nt、mega sg、Pocket)よりも存在感がありました。
ビニールをはがしいざ開封
いきなりDuo本体のお目見え。
実際に見るとなかなかどうしてPCengineDuoに近い形になっており、違和感のないものとなっていました。
本体を取り出すと、薄い仕切りを隔てて電源用USBケーブル、映像用HDMIケーブル、USB-C電源アダプターがお目見えします。
電源出力は5V/3A、9V/2A、12V/1.5Aの18W電源となっていました。
まぁ例のごとく個の電源アダプタは使用せずに自前のUSB電源を利用するんですけどね。
Pocketの時にも同梱されていた簡易取説的な物(と思われる)。
糊付けされていて中の開封をためらったのでそのままにしております。
本体を取り出した図。
USB-C電源入力と各種インターフェース部。
USB-Aが2穴とHDMI出力、SDカードスロットがあります。
SDカードスロットについては、ゲームステートセーブ(どこでもセーブ)を利用する場合には必須となるので用意しましょう。
本体側面の入出力部。
左から実機PCengine用コントローラが利用できるポート、イヤホン出力ポート、イヤホンからの出力調整用ボリューム、無線ゲームパッドとのペアリング用ボタンとペアリングインジケータLEDとなっています。
Analogue社製互換機のいいところは実機のアクセサリがこういう形で利用できるところですね。
写真撮るの難しくて断念・妥協したクリアパーツ部。
製品ページの画像見たときはここがシースルーになっていてディスクの回転が見られると思ったがそんなことはなく、ショックである()
いざ起動
この時、直後に数日の短期外出予定があったためキャプチャーボードに繋いで画面を撮影するということまでできず、初回起動の画面撮影はカメラでの直撮りとなってしまいました。
諸々の機能や仕組みについてのチュートリアルがアメリカ語で行われます。
適当にコントローラのボタンを押してチュートリアルを進めていきます。
時間の設定を行います。
最後に遊んだゲームやステートセーブのタイムスタンプに必要なのでしょう。
※確かPocketの時も設定したはずだけど覚えていない
後光がまぶしい…
急に黒背景の画面から白背景の画面になったのでホワイトバランスがめちゃくちゃになってしまったカメラ君、南無三()
これが起動時の画面。
Pocketに搭載されているAnalogue OSがDuoにも搭載されています。
ただし、Pocketとは違いOpenFPGA機能は存在しません。
なのであくまでもプレイ可能なのはHuCardとCDROM2のソフトウェアのみです。
意気揚々と[Insert Game]と記載されています、このときDuoはゲームが挿入されることを待ち続けています。
ディスクを入れてあげると[Reading CD...]と表示が切り替わりディスクの読み込みが始まります。
ちなみにディスクはスロットローディング方式となっており、PCengineDuoのトップローディング方式とは違います。
正直、物理的故障を少なくする観点からトップローディング方式を踏襲してほしいと思いました。
ディスクが飲み込めなくなった/吐き出せなくなった際の対応はどうなっているんでしょうかね。
特にこういったハードウェアを購入する方々って、なかなかにレアなソフトで遊んだりもしますから、そういうものが飲み込まれたときを想像しただけで恐ろしいです。
読み込みが完了するとなんとゲームタイトルが表示されます。なかなかよくできている。
起動しようとボタンを押すと、さらに詳細な情報が表示されます。
ちゃんとべき乗の表示あるんですね、素晴らしい。
ゲームを起動すると、そこからは普通のPCエンジンと同様に遊ぶことができます。
勿論HDMIなのでドットがくっきりと映ってくれます。
無改造状態PCengine(Duo)のRCAで映す赤が滲んだ凄惨な画質にならず感動。
このDuoが届くまでは、RGB改造済みPCengine/PCengineDuoを持っていたのですが、それらよりも奇麗クッキリの表示で嬉しい限り。
ちなみにSDカードを挿入していない状態でゲームを起動しようとするとワンクッションこの注意メッセージが表示されることになります。
[Continue]すれば普通にゲーム自体はプレイできます、ステートセーブできないだけです。
ちょっと気になったのがDuo、本体にディスク排出用の物理ボタンはもちろんあるのですが、OS側から排出したいなとなった場合には[Settings -> Duo -> Eject CD]と階層を潜って操作しなければなりません。
これは、少々面倒だなと思いましたね。
確かにディスク入れ替えたり取り出す時って結局本体まで近づくことにはなりますが、ボタンを押すという行為があまり好ましくない。
まとめ
Duoが届いてからしばらく経っていますが、少々仕事の方が忙しく遊ぶことができていません。
せっかく奇麗な映像でPCengineのゲームができるようになったので、いろいろと遊んでいきたいとは思っています。
では、良いゲームライフを。