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ANKER 737 POWER BANK (PowerCore 24K)が届いたお話

皆さんこんにちは。
本日はANKERの充電器、PowerCore24Kが届いたのでファーストインプレッションをば。

本製品を入手した経緯

私はもともと以下のモバイルバッテリーを利用しておりました。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B089GDX7QF/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o09_s00?ie=UTF8&psc=1

Anker PowerCore III Elite 25600 87W

このバッテリー、なんと25600mAhもの大容量なのです。
USB-Aが2端子、USB-Cが2端子あって、全ポート合計出力が78WでUSB-Cポート単体での利用だと87Wの出力を得られます。
なお、バッテリー自体の充電は100W入力に対応しているため25600mAhと大容量ですが短時間での満充電が可能となっています。
2022年2月26日に購入して2週間~3週間で1サイクル程の利用をしていました。
なのでおそらく40サイクルもしていない程度のバッテリー健康度だったと思います。

しかし、つい先日(2023年10月10日)いつものように充電器に接続してバッテリーの充電をしようと思ったところ、一向にバッテリー容量が増えずいたずらに本体のコントロール基板部分が灼熱に…
「こりゃーなんかヤバいぞ」と思いすぐさまケーブルを抜き、本体が十分に冷めてから別の充電器と別のケーブルでリトライするも同様の状況に。
しかも少し残量があったはずなのにボタンを押してもウントモスントモ行ってくれません、熱で壊れちゃったのかな。

流石にモバイルバッテリーが使えないのは厳しいのですぐさまANKERさんのサポートへチャット。
チャットウィンドウに「大変込み合っております」というダイアログが表示されたまま待つこと約5分、思ったよりも早くチャットがつながりました。
チャットで症状を伝えたところ、すぐさま商品交換対応となりました。
しかしこのAnker PowerCore III Elite 25600、AmazonでもANKER公式通販でも在庫がもう無い終売製品のようで、代替品として本題のPowerCore 24Kを提案されたという経緯になっております。
代替品はAmazonの倉庫から発送されるとのことで、チャットしたその日(2023年10月10日)に発送手続きが行われ、本日(2023年10月13日)代替品は到着しました。

PowerCore III Elite 25600は購入当時¥10,490でした。
今回届いたPowerCore 24Kはというと、なんと¥19,990もします、なんと2倍の価格設定!
同等品が無いといえど、販売価格が2倍の製品を代替品として提供してくれるANKER、男前すぎます。。。。。

いざ、開封

さて届いたものがこちらになります。

以前の製品よりもしっかりとした化粧箱に包まれた商品

PowerCore III Elite 25600の化粧箱はもう捨ててしまったのでないのですが、それよりもはるかにしっかりとした化粧箱に包まれた代替品が到着しました。

いろんな角度からの化粧箱。Series7と書いているがどういうなナンバリングなのだろうか。

上下の丸テープを外して、いざ開梱。

開封した状態。いつものように薄いビニールで本体が覆われている。

PowerCore III Elite 25600の時同様、薄いビニールで本体が包まれていました。
この微妙な手触りのビニール、材質は何なんでしょうかね…

本体の下には説明書類と専用ポーチ、USB-Cケーブルが同梱されている。

本体を取り出して、受け皿を持ち上げると取説や専用ポーチ、USB-Cケーブルがお目見えします。
USB-Cケーブルはポーチの中に入っていました。
この付属のUSB-Cケーブルは140Wの伝送に対応しているケーブルだそうな。

本体をいろんな角度から。

本体は思った以上に大きく、かなり重量もあるのでずっしりとした感触があります。
羊羹のようなイメージでしょうか、とにかく大きいと思いました(笑)
また、後述しますが本体天面の黒く見える部分は液晶モニター部となっており色々なステータスを表示できるようになっています。

USB出力端子部。USB-Aが1端子とUSB-Cが2端子ある。

USB出力端子群はPowerCore III Elite 25600に比べてUSB-Aの端子が1つ少なくなっています。

PowerCore III Elite 25600との大きさ比較。

こうしてPowerCore III Elite 25600と比べてみると一目瞭然ですが、非常に大きいことがわかります。
横幅はコンパクトになったものの、縦幅ができて羊羹型になったため、可搬性はむしろ下がったのではないか?という疑問が頭をよぎります。

手で持つ感覚としても、延べ板型の方がやはり持ちやすいかと思います。

電源を入れてみる

早速本体側面にあるボタンを押し、バッテリーの電源を入れてみます。

起動直後にANKERロゴが表示され、その後バッテリー残量が表示される。

映りこみ防止のためフラッシュ焚いているので暗く見えますが、実際にこの目で見ると明るく奇麗に画面が表示されます。
そして到着時点でのバッテリー残量が24%!少し心もとないですね。

何度かボタンを押すとこのような情報表示画面に切り替わる。

バッテリー残量表示の他にこのような画面もあります。
本体の色々な情報が見れてしまうのは、凄いいいことだと思いました、特にバッテリー健康度やバッテリーサイクルを正確な数値で見られるようになるのは非常に精神衛生上よろしいですね。
ただまぁ、Screen Uses(何回画面表示させたか)までカウントする必要はあるんですかねぇ?

早速充電

本体バッテリー残量が24%しかなかったので、早速充電をしてみました。
今回充電に使用したのはこちら↓

pc.watch.impress.co.jp

メーカー終売扱いなのか、Amazonの販売ページもメーカー公式のページもなかったため、PCwatchの記事をリンクしています。
MATECHという、京都に拠点を置く日本の企業らしいです、本当かどうかは知りませんが…
この充電器、USB-C単体で利用するとなんと140Wの出力ができちゃうので今回のモバイルバッテリーの充電には最適解となっております。
早速この充電器とPowerCore 24KをPowerCore 24Kに付属していたUSB-Cケーブルで接続します。

充電中の表示。120W以上の入力で充電できていることがわかる。

充電を開始してから少し経った時に写真を撮ったのですが、すでに3%程残量が増えていたのには驚きました。
また、表示があるおかげでしっかりと高出力で充電できているのがわかります。
バッテリー残量表示の下にある時間表示(00h 34mと表示されているもの)はバッテリー満充電までの予測時間です。
24,000mAhもの容量を充電するのに30分しかかからないということです、恐ろしいことこの上ないですね…
この後も写真は撮っていませんが134Wほどで充電できていたので、カタログスペックの140W充電は嘘偽りないということがわかりました。

充電が完了した状態。

PCで別作業をしていると、もう充電が終わっていました。
写真のタイムスタンプで確認したところ、30分の差でしたので先ほどの充電完了時間はほぼほぼ正確な数値を表していたことがわかります。
まぁ、140W近い電力の出力を充電器はしていたわけなので、MATECHの充電器はありえん灼熱になっていました。
長時間触って居たらやけどするレベル熱かったです。
設計規格内の出力をしていただけなので、この発熱もメーカー想定内なのでしょうけど、ちょっと心配になるレベルの温度でした、サーモカメラを持っていないのが悔やまれる。

まとめ

まだこのバッテリーを使ってスマホやPCを充電はしていませんが、140W入出力ができるモバイルバッテリーということで非常に期待しています。
現に充電ではちゃんと100Wオーバーの高出力での充電ができていたのでスペックに疑いはありません。
あとはこのモバイルバッテリーから140W出力で機器を充電したときにどれだけ発熱するのかが問題ですが、140W入力に対応した機器を持っていない(所持しているMacBookProも14インチモデルなので96W充電が最大)ので確認できないのが惜しい。

ちなみにこの製品、しっかりと前モデルの機能を踏襲しておりワイヤレスイヤホンやLEDライトなどの消費電力が極端に小さい機器用に利用する”低電流モード”も存在しております(本体のボタンを短時間で2度押しするとそのモードのになります)ので自分としては完全上位互換としてこの製品を使えることが喜ばしいです。

ただ、今回は使用していたモバイルバッテリーの代替交換品として手元に来たので使えますが、あの値段(¥19,990)で自分から買おうとはちょっと思えないですね…
値段がもう少しお手ごろになれば(せめてスペック的にPowerCore III Elite 25600と同じぐらいの価格帯)お勧めできる一品でした。