resolve-circuits.hatenablog.com
↑の続きです。
UW500が使えないとなると、他は何がイケるのか全く予測不能になってしまいました。
はてさて手近にある物で使えそうなオーディオインターフェイスはっと…
前回のおさらいですが、私の大まかな推測としては
「PS4が認識できるUSBオーディオインターフェイスはUSB Audio Classに対応しているデバイスでなければいけない」
ということです。
まぁよくよく考えれば当たり前のことではありますが^^;
詰まるところメーカー個別の専用デバイスドライバでしか動かないデバイスは使えないってことです。
もしかするといくつかのデバイスはそういった専用ドライバをPS4に組み込んでいる場合もありますが、あったとしても数は少ないでしょうね。
おさらいもすんだところで、続きをば。
UW500も駄目で後が無くなってしまった筆者。
藁にもすがる思いで身の回りの機材達に目をやると…「俺を使ってくれぃ」といわんばかりに自己主張するやつが…
DTMerならご存じの方が殆どでしょう。
RolandEDIROLが発売したSTUDIOCanvas“SD-90”です。
おそらく「PS4」とか「PS4 USBオーディオ」等のワードでいらっしゃった方々には馴染みが無いものだと思いますので、Wikipediaさんからの引用を…
- パート数:32
- 最大同時発音数:128
- 音色数:1050
- ドラムセット:30
SDシリーズの最初の機種。
外部入力端子の他、デジタルオーディオ端子は光デジタル入出力端子コアキシャル入出力端子を装備。
アナログ出力端子は4つ装備されており、4スピーカーのサラウンド出力にも対応。
MIDI音源部では3系統のマルチエフェクトと2系統のシステムエフェクトを搭載。
また、デジタル・エフェクトやデジタル・ミキサーなど、24bit対応のデジタルオーディオインターフェースとしての機能も充実しており、外部から入力された音をデジタルでミックスさせたり、エフェクトをかけたりすることが可能。
USBを経由してオーディオをPCに取り込むことも可能。
米ケークウォーク社のDAWソフトである「SONAR」を同梱した「ソナー・デジタル・スタジオ」のほか、同じく「ケークウォーク・ホームスタジオ」を同梱した「SD-90 ホームスタジオ・エディション」も販売されていた。
要するに、パソコンで作曲する人が使うための鍵盤取っ払ったシンセサイザー(暴言)みたいな物です。
今ではPCにソフトウェアの音源をインストールして作曲をしますが昔はPCにそんなことをさせる力とハードディスク容量が無かったんですよ…
神主ことZUNさんも使用している(た)とかなんとか(私は東方には疎いのでそこまで分かりませんが^^;)
んで、このSD-90は音源としてだけでなく24bit/48kHzのオーディオインターフェイスとしても動くんですね、これが。
使ったことある人ならここでツッコむ人もいるかも
「でもこれ使うためにデバイスドライバ専用の物入れたぞ?」と。
そうなんです、ASIOとか使って24bit/48kHzでDAW環境等でSD-90の内部音源を用いての作曲をPCでやるという目的なら専用ドライバを入れなければなりません。
しかし!16bit/48kHzのオーディオデバイスとしてのみ使えれば良いという考えであればUSB Audio Classの一般的なUSBオーディオデバイスとして使うことができるんです!
Roland公式サイトから説明書が今でも落とせますので、お暇だったら見ていただければと。
以下が説明書抜粋です
ドライバを切り替える
SD-90とコンピューターを接続して使用するときのドライバの種類を選びます。
Vendor: SD-90 CD-ROM に収録されている専用ドライバを使用して、高音質かつ安定したタイミングでオーディオの録音/再生ができるモードです。Cakewalk シリー
ズ、Cool Edit などの 24 ビット対応アプリケーションや、Cubase VST、Logic Audio、
SingerSongWriter などの ASIO 対応アプリケーションなど、高音質なオーディオ録音/再生/編集ができるアプリケーションをお使いのときは Vendor を選びます。
Generic: Windows 標準添付の USB オーディオ・ドライバを使用します。SD-90 とコンピューターのオーディオ信号のやりとりは、分解能 16 ビット、サンプリング周波数 44.1 / 48kHz に対応しています。コンピューターに内蔵されている CD-ROM ドライブで CD オーディオを再生するアプリケーションや、OS 付属のソフトウェア・シンセサイザーを利用するアプリケーションなど、OS 独自の機能を活かしたアプリケーションをお使いのときは Generic を選びます。OS に標準で付属しているドライバは、ASIO には対応しておりません。
※ 次に電源を入れたときから、設定が有効になります。
この音源は本体のシステム設定からどちらのドライバを使用するかを選べるんです!
システム設定のドライバ選択を“Generic”に設定して(“Vendor”ではPS4は認識してくれません)設定状態を保存し再起動かけてからPS4につなぐと、しっかり認識してくれました。
しかもコイツを使えばデジタル(光・同軸排他使用)出力もできるしPS4自体の音にエフェクトをかけることもできちゃうんです(必要性皆無)
ただ、UW500もでしたがキャノン端子は使えないのであしからず。
私はマイク使うことは無いので満足ですよ♪
と、言うわけで結論。
- 使用するオーディオインターフェイスは勿論ループバック機能付きのもの
- PS4で使用可能なUSBオーディオはUSB Audio Classで動作する物(?)
- 上記の物でも動作しない物はある(使えるか使えないかは運次第)
- 私の認識ではPS4で使える事実上最強のUSBオーディオはRoland SD-90
です。
この結論は私の推測であり確たる物ではありませんのでこの記事を読んで失敗したとしても責任はとれません^^;
鵜呑みだけはやめましょう、参考程度にお願いします。
ところで、何も説明していませんでしたが、ループバック機能が無いと駄目ですよ!
ループバック機能とは、こちらからの引用ですが、
「ループバック機能」は、インターネットの動画配信などに便利な機能です。本体の入力端子に入力されているオーディオ信号(マイク、ギターなど)と、コンピューター内で使用中のソフトウェアから再生されているBGMなどのオーディオ信号を本体内で2チャンネルにミックスし、コンピューターを通じてインターネットに配信することができます。
ということです。良く“ステミキ機能”とも呼ばれます。
PC(今回の場合はPS4)の音をオーディオインターフェイスに送って、オーディオインターフェイスの音声を再度PCに戻す機能です。
この機能があると生配信が凄く楽になります。
ま、私はしたことありませんが
ただ、SD-90は現在でもPCと繋いで音源として使ってるのでできればUW500を使いたいところ…
運良く私が買ったPS4はCUH-1200で、背面に光デジタル音声出力があります。
というわけで今はこういう形に落ち着きました。
部屋が汚いのはご愛敬^^;
ちなみに画像に写っているゲームはこちら↓(ダイマ入りまーす)
DJ MAX RESPECTといいます。所謂音ゲーってやつです。
ぶっちゃけてしまうとこのゲームをプレイするためにPS4を買ったと言っても過言ではありません(爆)
まとめ
さて、今回の2回にわたる記事ですが最終的に私のPS4オーディオ環境はこうなりました。
PS4(光デジタル出力)→(光デジタル入力)UW500(RCAアナログ出力)→(標準フォーンアナログ入力)R16(標準フォーンアナログ出力)→(RCAアナログ入力)SX-R9
なんだかややこしいですね(汗)
途中でR16(ZOOMのMTRです)を咬ませているのはPCの音(US-366)やCDプレーヤー(CDC-625)、TVの音声とミックスするためです。
つまりMTRであるR16をミキサーとしてしか使ってないというこの拷問っぷり(滝汗)
そんなこんなで今回の“PS4でUSBオーディオ”は終わりたいと思います。
ん?「いや、結局USB使ってないじゃん!」ですって?
い、一応あれですよ、結論として「“SD-90”がUSBオーディオインターフェイスとしてPS4で使うことができた」という結果が分かったじゃないですか!
それで許してくださいよ~^^;
それでは、またお会いしましょうノシノシ~